2010年12月31日

C-Mediaな一年

動画は意外と簡単につくれて、YouTubeにあげることも意外と簡単だよ、と教えられたのは、昨年12月のこと。僕ら自身の市民メディアとしての可能性に、心が躍った。そうして徐々に集まった仲間の活動に、C-Mediaという名前をつけ、まだ何もしていないのに、その人格をつくってきた。でも、C-Mediaは「実践事例研究会」であり、組織じゃない。ただのラベル。個々に情報発信している人の活動に、C-Mediaという名前をつけて、あたかも盛り上がっているかのように見せてきただけのこと。実態があるようで、実はない。でも、こうして構想を語り、実践事例をひとつひとつつくっていくことで、その輪郭が人々の中に構築されていった。

できる限り曖昧に、できるかぎり緩く、でも広く、あらゆる場面に顔を出し、市民メディアの可能性を探し続けてきた。自分の問題意識に響き、メディアを使うことによって、新たな可能性を生みうるものは、積極的に関わっていった。小さな活動の集合体は、外部連携と寄生により、少しずつ膨らんできた。個人ではなし得なかったことが、少しずつ形になり始めている。

2011年は、それぞれの活動を具体的な成果に落とし込み、持続可能な活動にしていなかければならない。安定的にサービスを提供し、責任を果たせることが求められてくる。C-Mediaは、新しいステージを迎えることになりそうだ。