「京都ものづくり講座」の可能性
昨日(6/23)は、京都ものづくり塾の総会だった。
1998年の活動開始以来、社会情勢は随分と変化を見せた。当時、兆候に過ぎなかった着物、町家などに代表される和文化を重視する風潮は、やや顕在化してきているようにも見える。そのなかで、停滞する活動をどういった方向へ導いていくかが課題となった。
「着物を着ていっても、いいものがわかってもらえない」、「使い手には、ものを大切に長く使う気持ちを忘れないでほしい」...以前からも話していたことだが、やはり、和文化を大切にする暮らしの理解は得られにくい。
ならば、ものづくり塾がそれを伝える場を講座を設けてみてはどうか。それを知りたいと思っても、それを教えてくれる場はほとんどないのが現状だ。それを欲する方たちと接する場をつくり、新しいユーザグループの構築につなげることができるのではないか?使い手でもあり、京都のものづくりをよく知る私たちだからこそ、多くの人に伝えていけるのではないかと思う。