新しい門出
京都ものづくり塾の創立当初、一緒に活動していた仲間が新しい門出を迎えた。小さいながらも北区にお寺を持つことになったのだ。彼は3年前に出家し、僧侶になるための修行を積んできた。その修行期間を終え、念願のお寺を持つに至ったのだ。
先日、彼のお寺でのお披露目に呼んでもらった。写真は、そのときに振舞ってもらった精進料理だ。もちろん山菜が中心で、肉は一切使わない。大豆を使ってうなぎに見立てたものや、ハンバーグならぬ蓮根バーグはぜいたく品だ。
「この格好してるといいよ。お年寄りと話ができる。」と彼は言う。彼は、以前からお年寄りの存在を大事に考えてきた。その人柄を感じさせる言葉だった。
ステージは違えど、彼も自分のやりたいことを実現していっていることは、自分にとっても大きな励みになる。私にはまた来年、大きな波がやってくる。その先に何が待っているのか、楽しみだ。