NPOと条例
5/19(土)、京都市景観・まちづくりセンターにて、「関西まちづくり交流セミナー」に参加した。
京都市の副市長を招いて、京都市の新景観条例の紹介と景観問題に詳しい大学教授らの講演、そしてパネルディスカッションがなされた。
今回の京都市の新景観条例は、ゾーニングとそれぞれの領域で、他に類を見ないに厳しい高さ制限を実施している。景観問題を真剣に取り組んでいる京都市の姿勢が市民にも伝わったことは、多くの市民の賛同を得ているというアンケート結果に表れている。
パネルディスカッションを聞いていると、この条例の策定には、古くからまちづくり活動をしてきたNPOからの提案があってこそ実現したものであることがよくわかった。NPOが市の施策立案に入り込み、実現していく時代はすでに始まっている。行政がいくら研究しても定期的に異動させられる事務職員には限界がある。京都のことは、市民自身が一番よく知っている。街の方策を決める上で、市民の経験と知を生かさない手はないだろう。僕らも始めるよ。